A「私、去年の五月くらいからゲームの実況プレイをしてるんですよ。」
B「へぇ、あのなんたら動画だかゆーつーぶだかなんだかって奴?」
A「そのなんとか動画です。」
B「ふーん、で?」
A「まあ実況動画を最低一日一本以上投稿し続けてきたんですよ。結構頑張ってますよね?」
B「意味がある頑張りかどうかは措いといて、まあがんばってる方じゃないの」
A「でも全然再生数が伸びなくて…ってまあそれはいいんですが、なんとですね」
B「もったいぶってるところ悪いけどさっさと先を言ってくれ」
A「投稿動画とマイリストがどうやら非公開のままでした」
B「は?動画投稿してたんじゃないの?」
A「その通りです。まあ動画自体は外から見れる状態ではあるんですが、私が動画情報に書いたリンクとか私自体のユーザー情報からは飛べなかったみたいです。」
B「馬鹿なの?」
A「馬鹿ですね。」
B「まあ気付いてよかったじゃん。」
A「そうですね。手遅れな気はしないわけではないですが。」
B「君以外の誰の責任でもないけどね。」
A「その通りでございます。」
B「で、これのどこが面白い話なの?」
A「え?面白くありませんでした?」
B「ちっとも。ただ馬鹿が目の前にいたっていうだけの話だし。」
A「無駄なお時間を割かせてしまい申し訳ありません。」
B「まあでも自分のアカウントじゃ外部からどう見えるのか確認できないし仕方なかったと思えば」
A「そう思うことにしてかつ死にます。」
B「死ぬな。」

 というわけで悲しみの事実に先程気付いてしまった。……まあ動画が伸びなかった原因をここに決め付けることによって多少の安堵感を得ることが出来たと強引にプラスに解釈することにする。最近の私の精神状態ではそうせねばならない気がする。
 
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