まず最初に述べておくが、この記事はドラゴンクエストには関係がないので、それ目当ての方は読む必要はない。まあ、暇つぶしくらいにはなるかもしれないので、時間に余裕のある方は見ていってくれたら私は嬉しい。
 今回の企画は、ドラゴンクエストⅩの関連記事ばかり書いているなと思った私が、そればかりではどうかと思い唐突に開始することにした企画である。内容は、簡潔にいうと小説を書いていこうというものだ。だが、ただ小説を書くだけでは面白くないので、ルールを設けることにする。
・事前にプロットを練ったりはせず、キーボードを叩きながら先を考える。
・キーボードを打つ手が一定時間(一分)止まった時点でその話は終了とする。
 他には思いつかなかったのでこんなものにしておく。
 それでは、以下から小説がスタートとなるが、
・何らかの作品のパロディが入ったりする可能性がある
・そもそも素人の駄文である
等にお気をつけて読んで頂けるととありがたい。そういえば、私がルールを守っているのかの証明が不可能であるが、私は嘘を吐くのは苦手だし嫌いなので守っていると思って頂きたい。

タイトル未定(今回の内容に応じて次回つけることにする)

「まったく、ご機嫌な状況だぜ。」
 降りしきる雨の中、火の着いていない煙草を咥えた男がそう呟く。激しい雨のせいで風貌はよく見えないが、背は180cm程だろうか、かなり体格がいい男のようだ。
「クソッ!着きやしねぇ!」
 男は何度か右手に持ったライターを左手で覆い煙草に火を着けようとしていたが、雨で濡れた煙草には引火しないようだった。仕方なくライターを着ている服のポケットに収める。男が最も外側に着ているのはどうやらベストのようだ。胸や腰の辺りに多くのポケットが付いており、金属の輪のような物が露出しているようにも見える。右腿には拳銃のホルスターが付いていた。額にはゴーグルのようなものが掛かっており、道行く人に「特殊部隊の格好をイメージしてくれ」と頼んだら思い浮かべるであろう姿と男の姿は殆ど一致していた。
 男はもう吸うことができないであろう煙草を咥えたまま、つい先程の出来事を振り返る。
「―以上が、本作戦の概要だ。以降、本作戦をスネーク・ボード作戦と呼称することにする。それでは各員、配置に着きたまえ。」
 直属の上司のウェルナー隊長が、こんな重大な作戦の前だというのに平常通りの冷静な口調で、作戦内容の最終確認をする。周りの他の隊員は「イエッサー!」なんて元気よく返事をしているが、俺には理解できねぇぜ。確かに俺らは優秀な特殊部隊かもしれない。うちの軍でも最強だという奴もいる。そうかもしれねーな、だが、どんなに優秀だろうと、小隊で敵基地を墜とせってのは無理ってもんだろう。
「どうした、ヴェガリー?やはり怖気づいたか?」
 そんな俺の内心を悟ったかのように、隊長が声を掛けてくる。
「そりゃこんな作戦無茶でしょう!正気を疑いたくもなりますよ!でもね!断ったって命令違反で粛清でしょう!やるしかないじゃないですか!」
「はは、それもそうだな。と言いたいところだが、お前が本気でビビッているなら来なくても構わん。作戦の邪魔だからな。当然粛清もせん。我が隊からは消えてもらうがな。」
「ッ!そこまで言われて引き下がれるわけないでしょう!俺も男ですから!」
「ふふ、いい面だ、ヴェガリー。いいか、こんな作戦に参加させておいてなんだが、なるべく死ぬなよ。どのような状況になっても最善を尽くせ。その努力をしろ。」
「イエッサー!」
 訓練の時から口を酸っぱくして言われたフレーズ。
「最善を尽くせ…か。」
 小隊員10人を2つ車両に5人ずつ載せ、闇に乗じて敵の前線基地を遅い、敵指令部を奪取して基地を陥落させる。これが今回のスネーク・ボード作戦の全てだ。大まかに言ったわけではなく、詳細は全て各員のその場の判断に任せるだそうだ。誰がどう考えても無茶な作戦だが、それは隊長や司令部のおっさんたちも重々承知だろう。我が軍も余計な人的損耗はこれ以上出せないということだ。
「まったく、ご機嫌な状況だぜ。」

あかん。もう詰まった。続きはそのうち書くかも。
ja